編集後記
入塾から知財班配属、そして終了製作へと昨年下期からあっという間に時が流れた。
振り返ると、メンバーが各自の意思による取材テーマ選定を要求された頃がもう懐かしく感じる。
紅葉し始めた頃だった。
取材アポ申込みに始まり、取材敢行〜記事への落とし込み〜鬼デスクによる赤入れ〜書き直しと、メンバーは半年間、おそらくこれまで味わったことの無い経験をしたに違いない。枯葉が舞う季節だった。
塾も終盤｢誰が(フリーソフトで)新聞を作るか」の話に。所謂「IT企業」に勤める私に皆さんの視線が向いた。しかし皆さん、IT企業と新聞製作は別の次元のものではないですか?。そう言いたかったが、ぐっとこらえた。
新しい物事にトライすることで、何か得るものがあるかもしれない。雪山の恋しい季節だった。
新聞製作を請け負って初めて、それがあらゆるレイアウトやフォント効果も同時に考える仕事であることに気付いた。
内心シマッたと思えども、時既に遅し。しかし、やがて慣れると凝る程に。そうしていつしか、自分の意識も変わっていった。外の空気はもう春の匂いを含み始めている。(○○○○○)
notes
知財レポートは2007年3月9日に発行されました。
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